眠り嬢マレディジオンは不思議な探偵助手 第3話

転勤。 あたしは、引っ越すのか。 新しい環境に馴染めるかもわからないし、日本語に自信もない。 日本語を間違えて話してしまうかもしれない。 叔母や、いとこたちも一緒だけど、それで不安がぬぐえるわけじゃない。 あたしは、アミーラちゃまや、ジーオ伯父…

眠り嬢マレディジオンは不思議な探偵助手 第2話

「ただいま・・・」 あたしは、つぶやくように挨拶した。 あたしは、気まずい中で家に帰ってきた。 ここで、あたしは目撃してしまった。 ジーオ伯父様と、トゥリーメーステレがキスするところを・・・。 ちょっと前のあたしなら、ショックだったかもしれない…

眠り嬢マレディジオンは不思議な探偵助手 第1話

「はあ、疲れたのですわ・・・」 あたしは、ふかふかのベッドに横たわった。 「起きるのだ、これから、トゥリメーステレを守るんだ」 「トゥリメーステレ・・・?」 彼女は、あたしが研究所から助けた女の子だ。 紫色の髪をもつ、クウォーターエルフ。 尖っ…

眠り嬢マレディジオンは不思議な探偵助手 プロローグ

ここは、とある実験施設。 今年で、十三歳になると聞いた。 幼稚園や、小学校なんて行ったことがなく、最後に外の世界にいたのは保育園の頃で、確か五、六歳だったために、勉強とかは研究所の中で教わった。 簡単な算数や国語は、できる。 そんな子に、手を…

盗賊たちに愛されて 第5話

ここで、レコナイーズとヒポポパーラメンスの喧嘩する声が聞こえた。 「あたしは、山賊退治をしたいのですわっ!」 「それが、良くないという話だ!この他人を冷ややかに挑発するところが、山賊退治に採用できんところ。海賊退治か、空賊退治にしておくんだ…

盗賊たちに愛されて 第4話

「気泡爆!」 どこからか、声が聞こえたと思ったら、泡がレコナイーズめがけて飛んできた。 だけど、レコナイーズは一瞬でよけては、その泡は岩に当たって消滅した。 「よくも・・・、よくも・・・、バンディッツ様を・・・」 ステイメンツが現れ、レコナイ…

盗賊たちに愛されて 第3話

俺は、ヒポポパーラメンスのところへ行こうと手探りで向かったけれど、腕をつかまれてしまった。 「どこへ行こうとしてる?」 「え?」 「ひとりで、何と話してる?」 暗闇の中でも、俺がどこにいるとかわかる? だけど、だとしたら、ヒポポパーラメンスの侵…

盗賊たちに愛されて 第2話

俺の選んだことじゃない。 反抗でもしてやろうか? そんなことを考えていたら、後から誰かに腕をつかまれた。 「えっ?」 俺は一瞬のことなので、状況が理解できなかった。 「いい匂いでヤンスね~」 目の前にいたのは、小太りの褐色肌の男だ。 「だ、れ・・…

盗賊たちに愛されて 第1話

俺は、有名な山賊バンディッツ・エクスポーツを探すことになった。 海賊や空賊とか、優先順位は決められてないけど、深い海や高い所がこわい俺にとって、山賊の方がまだ、いいかもしれないと思った。 ただ、熊や狼、山姥とか出なきゃいいけど・・・。 山賊は…

盗賊たちに愛されて プロローグ

俺は、サラン・ディスティーノ。 異世界にやってきたしまったごく普通の一般人。 この名前も本名ではないけれど、この世界の住人たちに違和感を与えないように名乗っている。 サランは韓国語で「愛」という意味で、ディスティーノはイタリア語で「運命」とい…

うちっ娘妹とぼくっ娘妹

僕には、うちっ娘の弱視の妹であるシックスと、魔法少女をやっているぼくっ娘妹のセブンがいる。

接点変え

ゼロ 母さんが溺愛する末息子。 四男。 視力0、00の全盲。 点字が読める。 ワン 母さんが溺愛する末娘。 五女。 視力0、01の弱視。 巫女の継承者。 点字が読める。 ツー 父さんが溺愛する弟。 三男。 視力0、02の弱視。 王位継承者。 点字が読める。 スリー …

幸せな出来事は幻覚で

僕は、今日もフォーの面倒を見ては、ブラコンのセブンの相手をする。 巫女継承はスリーにあり、王位の継承はツーにある。 僕には、15歳のシックスという魔法少女がいた。 「おにい、今日も悪いやつを倒せたよ」 そして、14歳のファイブという妹もいる。

世話焼きの妹

「フォーちゃん、おにいをお姫様だっこする」 「流石に、できなくない?」 フォーの身長は152、4センチ。 僕とは20センチ近く差がある。 「できるもん。 大人になったら、伸びる」 「その根拠は?」 「それは、わかんない!」 「・・・。 この身長は、おじい…

弟妹の障害者手帳

ゼロ 身体障害手帳1級 精神障害者手帳1級 知的障害手帳1級 身の回りのことは、母さんにしてもらう ワン 身体障害手帳2級 精神障害者手帳1級 知的障害手帳1級 身の回りのことは、父さんにしてもらう ツー 身体障害手帳2級 精神障害者手帳1級 知的障害手帳1級 …

弱視の14歳の妹

ゼロは母さんに食べさせてもらい、ワンは父さんに食べさせてもらい、ツーはおじいちゃんに食べさせてもらっている。 スリーはスプーンやフォークを使えるが、食べこぼしが多いために、ピンクの可愛いエプロンを母さんにつけてもらい、コップがどこにあるかわ…

全盲の弟と弱視の妹

僕たちは、溺愛されるのを目の前にしても、嫉妬しない。 なぜなら、 ゼロ 0、00 ワン 0、01 ツー 0、02 スリー 0、03 の全盲の弟と、弱視の妹とわかっているから。 誰かがつきっきりでいてあげないと、生きていけない。 スリーはある程度のことはできるみた…

親バカと孫バカ

僕の母さんは、末息子のゼロが可愛い。 父さんは、末娘のワンが可愛い。 母方の祖父、つまりおじいちゃんがいるけど、ゼロやワンよりも1日だけ早く生まれた13歳のツーが可愛くて仕方ないみたいだ。 まともなのは、母方の祖父と父方の祖父母だろうか? 溺愛も…

正反対の長女と長男

僕は、長男。 魔法属性は雷、電気、光。 右利き。 妹のセブンは、長女。 魔法属性は水、お湯、闇。 趣味は、バイオリン。 一人称は「ぼく」 左利き。 食べることが好きで、よく兄の分も食べるゲーム、スイーツをはじめとした甘いものや辛いものやシチュー(…

ブラコン妹

「ひとり、こわい・・・。 おにいと寝る」 彼女は短い髪と、15歳になってもお兄ちゃん離れできない妹のセブンだ。 母さんは末息子の13歳のゼロを溺愛しているし、父さんは末娘の13歳のワンを溺愛している。 ゼロは双子の弟で、ワンは双子の姉だ。 2人が生ま…

僕の弟妹たち

僕には、弟と妹がいる。 長女セブン 身長159、7センチ 二女シックス 156、6センチ 三女ファイブ 154、5センチ 四女フォー 152、4センチ 五女スリー 151、3センチ 六女ツー 150、2センチ 七女ワン 149、1センチ 二男ゼロ 147、0センチ

異世界最強騎士 非公開話数

「スクアーロ、私には勝てないって・・・」 青のオーラをまとい、無傷で炎から登場したカンツウォーネさんを見て、私は勝利を諦めた。 サイコキラーなんてよくわからない。 だけど、今の戦いでカンツウォーネさんが人間ではないことがはっきりした。 これ以…

私立フラゴラ学園〜私だけの運命の王子様〜第4話

アミーコとは家が近所のために、一緒に帰る。 家に帰ると、私には小さな親友が待ってる。 これで寂しさを紛らわしていた。 「ただいま」 挨拶しても、誰もいない。 「パパも、ママもお仕事で泊まり込みなんだ・・・」 私の家には、誰もいないことが多い。 パ…

私立フラゴラ学園〜私だけの運命の王子様〜第3話

「やだ、やだ、こわい!」 私は、目の前のいちごの姿をしたモンスターに恐怖して、叫ぶ。 「落ち着くんだ。何が見えているのかわからないけど、幻覚だから」 「幻覚?君には、何が見えてるの?」 「何も。目の前には、なにもない廃棄の学校。そして、パラブ…

私立フラゴラ学園〜私だけの運命の王子様〜第2話

「お子さんの教育、ちゃんとしてるんですか!?」 近所のおばさんの怒鳴り声が、私の部屋にも聞こえてきた。 多分、家まで入ってきたんだと思う。 「私も、本当はどうにかしたいんです。だけど、どうしていいのかわからなくて」 「それでも、母親ですか?」 …

私立フラゴラ学園〜私だけの運命の王子様〜第1話

「何だったんだろう、あれ・・・」 私は窓を眺めながら、ぼーと考えこんでいた。 強がってなんてない。 私は、本音が言えないだけ。 私は、どうして素直になれないのかな? 「また、会えるかな・・・?」 私には、幼なじみがいた。 中学生で私に暴走族の彼氏…

呪われし家族の異世界ループ案内 制作段階

呪われし者たち。 カース・イルミナジオーン。 この物語の主人公。 ちなみに、この名前は本名ではない。 子供からは「父様」「お父《とう》」「おっ父《とう》」「父ちゃま」「お父ちゃま」「父にゃん」「お父にゃん」と呼ばれていて、 妹からは「お兄《にい…

新作について

ファン登録300人以上こえたら、新作を公開するという話で、「私立フラゴラ学園〜私だけの運命の王子様〜」を執筆していたのですが、公開しちゃいました。 ベリーズカフェや野いちごでも人気タグをつめこんだら、他にも似たような作品があると気づき、読者が…

読み切り版 生き残った幼女と戦闘兵器

世界は、戦争している。 ここは、狂っている。 そのことを、なんとも思っていないんだろう? 俺は、ジェント。 親切な紳士を目指す16歳の高校生だ。 戦争で生き残った子供がいた。 赤ちゃん、1歳の子供、2歳の子供、3歳の子供、5歳の子供、9歳の子供、…

私立フラゴラ学園〜私だけの運命の王子様〜プロローグ

私は、義理の兄が受け入れられなかった。 シェンベイさんと、同じ学園だなんて。 女子の妬みなんて、面倒くさいってわかってる。 だから、シェンベイさんと他人のふりをする。 「きゃー、シェンベイ様」「今日も、イケメンです」 女子生徒たちは、シェンベイ…